2015年11月29日日曜日

クリシュナとアルジュナの物語:シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのツイートより


ある日、クリシュナとアルジュナが日常会話をしている時、物乞いをする年老いたブラーミンに出会いました。彼を哀れんだアルジュナは、金の入った小袋を与えました。この男は、大喜びして家に向かいました。道中、森で盗人から追い剥ぎに会いました。彼は自分の人生を呪い、次の日再び物乞いを始めました。

クリシュナとアルジュナは、再び彼に遭遇しました。事情を聞いたアルジュナは、再び哀れみ大きなダイヤモンドを与えました。男が帰宅すると、もう何年も使われずにいた古い壷にそれを隠し、眠りにつきました。翌朝、彼が起きる前、彼の妻が川へ水汲みに行った帰り道、彼女は滑って壷を壊してしまいました。彼女はすぐさま、使われずにいた壷を思い出し、それに水を汲むことにしました。彼女が水を汲もうと壷を川に入れた途端、ダイヤモンドは川に流れていってしまいました。彼女が帰宅すると、ブラーミンは必死になって家中その壷を探していました。彼の妻の手にその壷を見た彼は、何が起きてしまったかを察しました。出来事に落胆し、彼は再び物乞いに行きました。

アルジュナとクリシュナは、再び彼に会いました。不運な出来事を聞いたアルジュナはクリシュナに言いました。「この男が祝福される運めにあるとは全く思えません。これ以上彼の助けになれるような気がしません。」するとクリシュナは男に硬貨を2枚渡しました。男は受け取ると、去っていきました。アルジュナはクリシュナに聞き増した。「主よ、金貨やダイヤでさえ彼の境遇を変えることはありませんでした。2枚の硬貨が彼にどんな得をもたらしましょう?」クリシュナは笑って答えました。「まあ、見てみよう。」

男が自分の運命を罵りながら帰り道を歩いていると、釣り人にちょうど釣り上げられた魚が、息をもがいている様を目にしました。彼は思いました。(「2枚の硬貨では食事すら買えやしない。この生き物の命くらい救ってあげようか。」)そして彼は魚を買い、川に放り投げようとすると、魚がもだえ苦しんでいたのが、口に詰まった巨大な異物のせいだったことに気づきました。取ってあげるとそれは川で失くしたダイヤモンドでした。彼は大喜びして叫びました。「見つけた!見つけたぞー!」この瞬間、森で彼を追い剥ぎした盗人が通りかかり、ブラーミンの叫びを聞きました。彼はすぐにブラーミンを思い出し、ブラーミンは彼を見つけたために叫んでいるのだと思いました。ブラーミンに捕まり処刑されることを恐れた彼は、ブラーミンの元へかけて行き、許しを請い、奪った金貨をすべて返しました。ブラーミンは喜び、財産片手に機嫌よく去っていきました。彼はすぐさまアルジュナの元へ行き、事の全容を伝え、これまでの助けへの感謝を述べて去っていきました。

アルジュナはクリシュナへ聞きました。「主よ、私の与えた金やダイヤでは役立たずで、どうしてたったの2枚の硬貨が彼を救ったのでしょう?」クリシュナが答えました。「金やダイヤをもらった彼は、自分のこと、自分の境遇しか頭になかった。しかし2枚の硬貨をもらった彼は、自分よりも他の生き物の境遇を優先し、彼が必要なものを世話した。真実は、おおアルジュナよ、他人の苦しみや他人が必要としているものを考え、助けようと努力する時、あなたは神の仕事を行っている。ゆえに神自身があなたの面倒を見る。」

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